【書評】 辞書を編む 「いつも」と「ふだん」その違いは?

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舟を編むがヒットして、辞書編纂者にスポットライトがあたったことがありました。sの辞書編纂者 飯間浩明さんの著書。辞書の語義に関して、面白い話がいっぱいでてきます。辞書編纂の神様、見坊豪紀の話や、もちろん辞書をどうやってつくるのか、「舟を編む」でも、「右」というものの語釈が出てきましたが、そんな話が好きならきっと楽しめる本だと思います。右のページと語釈として、この本の偶数側のページの方向という説明があるが、電子辞書の時代になってきて、偶数も奇数もなくなっている、ということ。東を向いた時の南の方向という説明は普遍的なのかな、という気がします。

代表的な3つの国語辞典、三省堂国語辞典、新明解国語辞典、岩波国語辞典の3つを比べてみるのが面白い。中には、あそこよりいい語釈をみつけるぞ、というライバル心を燃やしたりするなんて、今まで考えたことなかったです。というのも、普通の人は、この「辞書」という本を作っている人のことにまで興味を持つ人は基本的に少ないでしょう。しかし、まさに「人間」の所業で、人間がその語を集め、語釈を考えて、採用されたり不採用になったり、いろいろな人間っぽいエピソード満載です。

また、現代の視点からいうとサブカルチャーの項目にも時代のギャップがでてきます。このような項目にたいsても時代の感覚に合わせるのか。キャバクラという語釈、これをクラブやスナックとはどう違うのか知るために行くべきか?(筆者は結局行きます笑)

今の時代、辞書はいろいろな形態になり、ネットで「無料」で使えるものも多くあり、なかなか辞書で食べていくには、難しい時代なんだろうなと思います。しかし語釈が人が絞り出し見つけるもの。また、時代に合わせて変わっていくもの。そして、その辞書の個性も感じれるもの。その価値を考えると、しっかりした辞書を書棚には置きたいなと思います。

「舟を編む」は映画で見ましたが、原作は読んでいません。ぜひこの機会に読んでみようと思いました。あと、国語辞書は買うなら三省堂国語辞典にします!

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